前回の投稿でLogic Appsのコードの構造をご紹介しました。
それを理解した上で、Logic Appsのアクション名を変更してみましょう。
今回ターゲットにするのは以下のLogic Appsです。
通常の場合、アクション名はAPIのメソッド名がアサインされます。
例えば、API Appsの中で[Post]と定義した場合、swaggerを通してアクション名も[Post]になります。
ところが、重複するメソッド名が存在する場合、2番目以降は連番が付与されるため、[Post2]、[Post3]、、、と続いていきます。
通常の使用では特に問題にはなりませんが、メンテナンス性を考慮すると適宜アクション名は変更しておいた方がよいでしょう。
しかし、一旦すべてを定義してしまった場合、どうしましょう?
そうです。コードを直接編集すればよいのです。
前回のPostで解説した通り、Logic Appsのアクションは以下のようにつながっております。
この例ではアクションはA→B→Cの順で実行されます。コードをよく見てみるとわかるのですが、アクションが必ずしも実行順に並んでいないことがわかります。
各アクションはA to Zで自動的に整列されます。(なので、図の場合は本来はABCの順番に並びますが、便宜上バラバラに並べていますのでご了承下さい)
そこで、この連鎖を切ることないように名前を変更していけばよいのです。
では、ターゲットのLogic Appsを見てみましょう。
見事なほどに、どこで何をやっているのか意味不明です。
しかも、日本語も使えるようなので、ここは分かりやすく日本語でロジックを書いてしまいましょう。
では早速コードビューに切り替えてLogicを変更していきます。
ここでは、こんな感じに変更したいと思います。
旧アクション名 | 新アクション名 |
GetAll | イベントID取得 |
GetById | 参加者リスト取得 |
Post | Excelブック作成 |
Post2 | 損保連絡 |
GetById2 | ツイートメッセージ作成 |
変更の際、inputsセクションで変更するメソッドの戻り値をパラメーターに指定している場合、これも同時に変更しておきましょう。
この変更が相当複雑ですので、注意して変更してください。
変更内容が正しいか否かは「デザイナー」に切り替える際および「保存」を実行する際に検証されます。簡単な検証はデザイナーに切り替えることで実施できますが、1つのアクション名を変更したら「保存」をしておくことをお勧めします。
全ての変更が完了したLogic Appsを見てみましょう。
かなり分かりやすくなりましたね。
このように、作成後のLogic Appsもコード編集のコツを覚えることで変更を加えることが可能です。
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