GoAzure 2015を振り返って

2015年1月19日 | By TatsuakiSakai | Filed in: Micosoft Azure.

先週の金曜日にベルサール渋谷ファーストにて開催いたしましたGoAzure 2015には多数のお客様にご来場いただき、JAZUGアドバイサーとしても感無量でございました。

予想を上回る来場率であったため、キーノートではご不便をお掛けしてしまいました事をお詫び申し上げます。

さて、私も久しぶりの大規模イベントへの登板という事もあり久々の緊張感を以て臨みました。

 

 

 

Session1-3 「Real World Cloud Architectures~CDPの概念と実装」では、クラウドファースト時代のアプリケーション設計の在り方を強くメッセージとして打ち出させていただきました。補助席まで埋まるほどの多くの方々にご参加いただき、スピーカーとしても楽しく登壇することが出来ました。お楽しみいただけましたでしょうか?

 

 

さて、セッションではかなりホラーなお話をさせて頂きました。

しばしば犯しがちな過ちとして「オンプレミスで実行されているアプリケーションをそのままクラウドへ持ってくる」というものがあります。今回は「この傾向をぶった斬る」ことが私自身の裏テーマでした。

機能はそのままでも、オンプレミスとクラウドでは全く環境が異なり、考慮すべき設計上のポイントも異なります。特にインターネットを介してアクセスすることと、信頼性の低いハードウェアを適宜交換しつつ利用するプラットフォームである点を念頭に置けば、リトライや非同期化の必要性は容易に理解できるかと思います。

特に、外部のサービスとの連携を伴うアプリケーションにおいてはこれらの検討は必須であると言えます。とは言え、すべてにおいてガチガチにデザインするのではなく、アプリケーションにおける機能単位でのワークロードやライフサイクルを考慮し、どの部分にどのような処置を講じるかを検討することで、最適化されたアーキテクチャデザインが実現されることでしょう。

Eコマースの例を挙げましたが、最初のアイテムの選択ではレスポンスの高速化やナビゲーションの充実、検索精度の向上などがポイントになります。チェックアウトでは、兎に角セキュアかつ確実に処理が完結することが求められます。また、チェックアウト時には再度ログインを実行するなどといったセキュリティ対策を講じておくことも求められます。

こうした概念を踏まえ、CDPを用いてどのように解決するかを、後半の森島さんが解説してくださいました。

セッション後も、多くの方々からフィードバックを頂くとともに、今年も引き続きCDP勉強会を継続していこうという思いを新たにいたしました。CDP本の「こんな部分をやって欲しい」というリクエスト等がありましたら、JAZUGのFacebookページにてフィードバックいただけると幸いです。

最後に、今回のイベントに関わられたJAZUGコアメンバーの皆様、日本マイクロソフトの皆様、今回イベントを盛り上げてくださった外部スピーカーの皆様、そして何にも増して、お忙しい中を会場にお越しいただきました参加者の皆様方に感謝しつつ、この記事を締めくくりたいと思います。

本当にありがとうございました!!

 

 

 


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