現在、米国サンフランシスコでMicrosoft主催の開発者会議「Build 2013」開催されています。
初日はWindows 8.1の話題が中心でしたが、Day 2はWindows Azureに関する内容が中心でした。
その中で大きなアナウンスがありましたので、速報でご紹介します。
今回のアナウンス内容はこちらになります。
- Webサイトの正式サービス提供(一部を除く)
- モバイルサービスの正式サービス提供(一部を除く)
- 自動スケールのプレビュー開始(クラウドサービス、仮想マシン、Webサイト)
- 監視&アラートサービスのプレビュー開始(クラウドサービス、仮想マシン、Webサイト、モバイルサービス)
- MSDNサブスクリプション利用者に対するクレジットカード要求の廃止
その他、Windows Azure Active Directoryの将来的なエンハンスに対するトピックもありました。
この中で大きな話題といえば、Webサイトとモバイルサービスの正式サービス提供、そしてオートスケールのサポートでしょう!
Webサイトは、これまで「占有」と呼ばれていたオプションが「標準」となりました。
また、Webエンドポイント監視など一部機能を除き正式サービスとなり、99.9%のSLAが保証されるようになります。
ただし、「共有」オプションは現時点でもプレビューのままです。
なお、無料オプションは、正式サービスとして提供が開始されていますが、SLAは設定されておりません。
「標準」オプションでは以下の機能が利用できるようになっています。
- SSL サポート: SNI または IP ベースの SSL サポートが利用可能になりました。
- 独立サイトの拡張: 個々のサイトを選択し、個別にスケール アップまたはスケール ダウンすることができるようになりました。
- デバッグ用のメモリダンプ:REST API経由でデバッグや診断時に利用するためのメモリダンプを取得することができるようになりました。
- 64 ビット プロセスのサポート: 64ビットのWebサイトを実行することができるようになり、大容量のメモリ利用や処理の高速化を実現することができるようになりました。
次に、モバイルサービスをご紹介しましょう。
モバイルサービスは、スケジューラを除く機能が正式サービスとして提供されました。
サポートされるデバイスは、Windows ストアアプリ、iOS、Android、Windows Phone 8、そしてHTML5などREST APIを利用できるクライアントです。
モバイルサービスは以下のオプションから選択でき、それぞれに対して課金が発生します。
|
無料 |
STANDARD |
PREMIUM |
||||
| 料金 |
無料 |
¥2,075.99 |
¥16,524.87 |
|||
| API 呼び出し |
500,000 |
150 万/ユニット |
1,500 万/ユニット |
|||
| アクティブなデバイス |
100 |
すべて |
すべて |
|||
| スケール |
該当なし |
最大 6 ユニット |
最大 10 ユニット |
|||
| スケジュールされたジョブ |
制限あり |
すべて |
すべて |
|||
| SQL データベース (必須) |
20 MB が含まれ、 |
20 MB が含まれ、 |
20 MB が含まれ、 |
そして、お待ちかね自動スケールです。
Windows Azureを利用していて「オートスケール、ないじゃん!」といわれ続けて悔しい思いをし続けた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私はその1人でした。
もう、そんな思いをせずに済むのです。
クラウドサービス、標準オプションのWebサイト、仮想マシンで利用可能です。
仮想マシンに関しては以下の条件を満たす場合のみ自動スケールが有効になります。
- 1台の仮想マシンインスタンスに他の仮想マシンを接続する
なお、仮想マシンの自動スケール設定はクラウドサービスの管理画面にて実行可能です。
上記条件を満たす仮想マシンは、クラウドサービスにDNS名が表示されるようになりますので、詳細を開いて設定します。できれば、可用性セットを作成し、同一の可用性セットに含めることをお勧めします。
#仮想マシンの管理画面をどれだけ探しても設定項目は見つかりません(笑)。

CPU利用率による自動スケールの設定

キューによる自動スケールの設定
WebサイトはWebサイトの管理画面に「スケール」タブが追加されます。
自動スケールの設定項目には「CPU」と「キュー」の2種類があります。
「CPU」の場合には、CPU利用率が設定した閾値の範囲内になるとスケールアップし、設定した時間だけその状態を維持します。
その後、CPU利用率が閾値を下回った場合にはスケールダウンし、設定した時間だけ状態を維持します。
「キュー」の場合には、利用するストレージアカウントとキューの名称を指定し、1インスタンスあたりが処理可能なメッセージ数を設定します。
メッセージ数が処理可能なメッセージ数を上回るとスケールアップし、設定した時間だけその状態を維持します。
その後、メッセージ数が指定値を下回った場合にはスケールダウンし、設定した時間だけ状態を維持します。
このように、自動スケールが実行されるようになります。
なお、すでに他のAzure MVPの皆様や日本マイクロソフトの方々もBlogでアップデートをお知らせしておりますので、併せてご覧ください。
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