すでに「おなじみ」となってきた感のある、Windows Azureの新機能とアップデートに関するアナウンスが、Scott Guthrie氏のBlogでありました。
また、現在USで開催中のTech・Ed North Americaにおいても発表があった模様です。
今回のアナウンス内容は以下の通りです。
・クラウドでの開発&テストの強化
MSDNライセンスで利用している製品をWindows Azure仮想マシンにインストールして利用できるようになりました。
また、8月1日よりMSDNで利用可能なWindows Azureの課金方法が変更されます。MSDN Premiumサブスクリプション契約の場合は月間$100まで、Ultimateサブスクリプションの場合は月間$150まで無料利用枠が設定されます。これは全サービスの合計値になりますので、自分が利用したいサービスに最適化されて課金されます。これにより、「今月はトラフィックだけ無料枠をオーバーしたので課金された」といったような事態がなくなります。また、MSDNの課金レートは一般の課金レートよりも割安になっています。ただし、新課金方式ではプロダクション(実運用)の利用ができなくなります。この点は他のMSDNライセンスに統一される形になります。
・BizTalkサービスプレビュー開始
Windows AzureでBizTalkが利用可能になります。クラウド上で実行されるサービスとオンプレミスのサービスやアプリケーションを統合し、ハイブリッド型のソリューションを構築したり、クラウド間のアプリケーション統合を実現したりすることが可能になります。
・仮想マシン停止時には課金も停止
そして、嬉しいニュースがもう1つ。これまでは仮想マシンをシャットダウンしても、課金が継続されていましたが、今回のアップデートにより、シャットダウンされた仮想マシンへの課金が停止されるようになりました。これにより、必要な時だけ仮想マシンを起動しておき、必要がなくなったらシャットダウンするといった運用が可能になります。ただし、シャットダウン時にVIPを開放するように変更されましたので、シャットダウンするとIPアドレスが変更されますので、注意してください。
・コンピュートの分単位課金のサポート
これまでは、3分間だけ利用しても1時間分の課金が発生していた仮想マシン(IaaS)のコンピュート課金ですが、今回のアップデートで分単位の課金に変更されました。3分使えば3分だけ課金されるようになります。これにより、細かなスケーリングが可能となりますし、開発やテスト時に「使いたいだけ」使うことが可能です。もちろん、A7インスタンスにも有効で、必要がなければシャットダウンしてしまえば課金も発生しません。
・WebサイトのSSLサポート
Webサイトにて占有インスタンスでカスタムドメインを利用している場合に、SSL証明書をアップロードして利用する事が可能になりました。これにより、WebサイトでもHTTPSを利用できるようになります。
・Windows Azure Active Directoryのリンク機能の強化
これまでWindows Azure Active DirectoryをオンプレミスのActive Directoryとリンクさせたい場合、オンプレミ側でADFSを構成する必要がありましたが、今回のアップデートでADFSなしでセキュアにリンクを設定することが可能になりました。
・無料評価版の利用枠の変更
これまで毎月750時間(A1インスタンス換算)の利用枠が設定されていた、無料評価版ですが、MSDN同様、毎月定額の利用枠が設定されるようになり、使いたいサービスを範囲内で自由に選択できるようになります。無料評価版には毎月$200の利用枠が設定されます。なお、課金レートは通常の従量課金レートと同額のようです。
このように、多くのアップデートがありました。
それにしても、この時期に原稿の仕事やセッションの準備が無くてよかった、、、、、と、胸をなでおろしていたりします(笑)。
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