PaaS再入門の途中ですが、このニュースは伝えないわけにいかないでしょう!ということで、Windows Azureインフラストラクチャサービスのお話です。
これまでプレビューとして提供されていた、Windows Azure仮想マシンと仮想ネットワークの正式サービス提供が開始されました。
これら2つのサービスを総称して「インフラストラクチャサービス」とブランディングされたようです。
正式提供を受け、仮想マシンのインスタンスサイズにも変更がありました。
これまでXS、S、M、L、XLの4種のインスタンスサイズが存在しましたが、高負荷な処理を必要とする場合にも対応できるよう、CPU4コア&メモリ28GBが利用できるA6、そしてCPU8コア&メモリ56GBが利用可能なA7という2種類のインスタンスサイズが利用可能になりました。
すでにA6及びA7インスタンスも作成可能です。
実際にA7インスタンスを作成してみましょう。
作成方法はプレビューの時と同様、簡易作成とギャラリーから作成する方法を選択できます。
作成が完了し、リモートデスクトップ接続をしてみましょう。
ログイン後システム情報を表示させてみます。
確かにメモリが56GB確保されています。
これだけのスペックのサーバをオンプレミスで確保するのも困難ですが、Windows Azureであれば簡単に利用を開始できます。
しかも、1か月あたり126,054円ほどで利用できます。
そして、もう1つ。仮想ネットワークも正式なサービスが始まりました。
作成手順も簡略化され、構築しやすく改善されています。
仮想ネットワークを利用するにはオンプレミス側にVPNデバイスが必要となりますので、あらかじめVPNデバイスを用意の上利用を開始します。
なお、対応のVPNデバイスの一覧はマイクロソフトのサイトで参照可能ですが、これ以外にもアライドテレシスのVPNデバイスも利用可能出ることが検証されています。
いよいよ「IaaSもPaaSもAzureで」という態勢になってきました。
今後、Azureがこれまで以上に広く利用されていくような予感がしてなりません。
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