本日、Windows Azureにおいて劇的な変化がありました。
まず、Windows Azure SDKのバージョンが1.3にUpdateされたこと。
先月米国で開催されたMicrosoft PDCでアナウンスされた新機能のいくつかが利用可能になっています。
まず、SDKをインストールして気づくのが今までDevelopment Fabric & Development Storageと呼ばれていた開発環境におけるエミュレーション環境が、Compute Emulator & Storage Emulatorに変更されていること。
これはまだまだ序の口にすぎません。
続いて、Windows Azureプロジェクトのプロパティを見てみましょう。エンドポイントや接続文字列が表示できるプロパティページです。
このように、Extra Small (XS) インスタンスが選択できるようになっています。
ただし、XSインスタンスはBetaバージョンですので、利用時には登録が必要となります。
また、目玉機能の1つであるリモートデスクトップ接続も利用可能になりました。
リモートデスクトップ接続はプロジェクトの「発行」を実行する際に設定することが可能です。
今までのSDK同様、「発行」を実行すると表示されるダイアログに以下のような項目が追加されています。
この「Configure Remote Desktop connections…」をクリックすると、以下のダイアログが表示されます。
ここに必要な情報を設定します。
設定する情報は、証明書情報とリモートデスクトップ接続時に利用するログインID及びパスワード、アカウントの有効期限です。
この際、*.pfx形式で保存された証明書が必要となりますが、このダイアログ内で新規に作成することも可能です。
ここで利用する証明書は、Windows Azureポータルサイトから登録しておく必要があります。
Hosted ServiceのCertificateフォルダに、証明書をアップロードすることで登録は完了します。
この状態で発行が完了するとリモートデスクトップに接続が可能です。
これで簡単な設定の変更などがリモートデスクトップ内で実行可能になります。
さて、お気づきの方も多いかと思いますが、このSDKのバージョンアップに合わせてWindows Azure管理ポータルもSilverlightベースのリッチなUXに変更されました。
ここでHosted ServiceおよびStorage Service、SQL Azureの管理が可能です。残念ながら現時点ではWindows Azure Platform AppFabricは従来のポータルでの管理になるようです。
また、VM RoleやExtra Small、Windows Azure ConnectのBetaプログラムへの申し込みがこのポータルから可能になっています。
Homeを選択し、Beta Programフォルダを開くと申し込みの案内が表示されます。
Betaプログラムに参加する際には、参加条件を理解したうえで申し込めば完了です。
ただし、申し込みは即座に反映されるわけではなく少々時間がかかる模様です。
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